2025/02/28
impress cycle works、お陰様をもちまして五周年を迎える運びとなりました。
これも全て、お買い物に来てくださる皆様のお陰に他なりません。
心から感謝申し上げます。
トップの写真は、周年を迎えるごとに「何か欲しいモノを」と贈ってくださるお客様からの五周年祝い。
今年は中西さんのリクエストで『盆栽』
大切に育てて、大きくしていくらしいです。
本店のノースバイシクル北海道から、中西さんと私の二人が移動して始まったインプレスサイクルワークス。
当時、あまりにも物量の少ない尖りすぎた店内の様子に、古くから馴染みのお客様達を「ホントに大丈夫か…」と不安にさせている自覚はありましたが、
それでも通い続けてくださるお客様と、新しいお客様達との出会いも沢山ありながら、楽しく営業を続けて来られました。
オープンした年は忘れもしない、コロナ・パンデミックが始まった年。
そしてオープン日は、北海道で初めての「緊急事態宣言」が発令された日でありました。
そう考えると五年間の内、ほとんどの年月がパンデミック下での営業だったのか。
まさかここまで世界の価値観が変わるとは。
私達が身を置く自転車業界も、五年前とは様相が激変しました。
コロナ渦中の嵐のような激動の日々が去った今、
お客様が求めるモノも、自転車店に求められるコトも、新しいカタチに変化していると感じます。
ある程度のパーツや、時には自転車本体も、
スマホのボタンひとつで買うことが当たり前になり、その点で店舗として関わることも少なくなりました。
その流れは元々あったのですが、完全に定着したと思います。
そんな中で私達のような実店舗にわざわざ出向いて商品を買ってくださる人達にできることは何か?
買い物のカタチが変化した現在、改めて実感するシンプルなこと。
間違いのない商品を、間違いのない状態で、お客様にお渡しする。
そして、始まる自転車との生活を楽しく続けられるように、サポートを続けること。
これはきっと私達だけじゃなく、自転車店として店舗を構えて仕事をしておられる同業の人達皆さんが自負を持ってされている事だと思います。
時に、私より自転車に詳しいお客様(そんな人ばかりです、いつも有難うございます)に、
「みちよさん、あんまり分かってないと思いますけど、中西さんみたいにこの作業をここまで丁寧にやってくれる人って、なかなかいないんですよ」と言われたりします。
時に、作業を中心にご来店して頂いていたお客様が、新しい自転車の購入を決めていただいた時、
「これで中西さんに恩返しができました」と仰っているのを何度か聞いたりもしました。
お店としてどんな商品を提案するかは勿論大事ですが、
せっかく選んでいただいた自転車を乗りやすく、快適に走り続けられるように、中西さんが妥協せず丁寧にメンテナンスや組み立てをしていた事。
この五年間、前のお店を入れたらそれ以上、お客様達が通い続けてくれる理由のひとつであると再認識。
5年目はただ一瞬の通過点。
そしてこの新しい小さなスポーツバイクショップを選んでくださったお客様達と一緒に、この先もずっと楽しんでいけたらな、と思っております。
6年目からのインプレスサイクルワークスも楽しくやってまいります!
どうぞ皆様、引き続きよろしくお願い申し上げます!
impress cycle works